初ティーショットの行方は
期待と緊張に包まれてスタートホールについたわたくしACE。後から知ったのですが、スタート前に練習をしておいた方が良いですよね。
打ちっぱなしと練習グリーンがあったのですが、支社長いわく、
「芝の長さが合ってないから意味ないんだよ」
だそうです。だからそのままカートに乗ってきたわけです。意味ない?いや、意味なくはない。今ならわかる。
さて、緊張の初ティーショットです。ティーの高さやらティーグラウンドの傾斜やら、何も考え(られ)ずにど真ん中にティーを指し、右にしか飛ばないから思いっきり左を向いて、恰好だけの素振りをして、アドレスに向かうわたくしACE。
もう頭の中は真っ白です。
真っ白ですがテイクバックからトップに、ボールを目掛けて思いっきり振り下ろす!
「ダフッ!!」
50㎝手前の芝が無く、肝心のボールはティーに乗ったまま。
「???」
支社長「いいよいいよ。もう一回!」
思いっきり振るのをやめれば良いのに、当時のACEにはそんなことを考える頭もなく。大きく振りかぶり、ボール目掛けて思いっきり振り下ろす。
「カチッ!」
いま思い出すに、ドトップですね。赤道の上をほんのり掠めたスイングで、ボールはわずか50Yくらい先のラフに落ちました。
支社長「いやそうなるよな!でも同じダフリじゃなくて良かったよ」
同僚「そうそう!俺もそうだったし!前に進めばOK!」
そこそこ上手くなった今だから分かる。初心者の、ティーショットにおけるあの気まずい空気感。「こうなるけど全然気にするなよ」ってことを事前に認識させておくべきでしょうかね。しかし練習場ではダフるとかあまりないのに(ドスライスでしたが)、なぜティーグラウンドだとあんなに面白いほど手前を削るのでしょうかね。
そしてそう「前に進めばOK」。これが初心者にとっていかに大切なことかも。
フェアウェイ手前、ラフからの第二打。残りはまだまだ300Y以上でしたかね。キャディーは当然のようにウッドを渡してくるのですが、そんなのまともに当たったこともなく。でも「そういうものなんだ」と疑いもせずに3Wを手にしてアドレスへ。
「ドチッ!」
わずか3Yくらい。さっぱりワケが分かりませんでした。
もちろん残りのメンバーはそれぞれのカートで先に居て、ウッドを振り続けること何回か。ようやく皆さんの第二打地点にたどり着きました。
支社長「ウッド振ってたの?練習してたアイアンの方がいいよ」
ACE「わかりました(もっと早く言えよ)」
念のため書いておきますと、良い人ですし人間関係も良好です。
さて、前述の「前に進めばOK」。これをさんざん思い知らされた初ラウンドでした。2ホール目からも初心者あるあるを炸裂させていましたが、キリが無くなるので割愛します。
ちなみに1ホール目途中からはキャディーさんも理解したらしく、それなりの(?)クラブを渡してくるようになってました。
このキャディーさん達、2万円を超える高級ゴルフ場では英語をしゃべれる人々ばかりですが、安価なゴルフ場は近所の人々が多いらしく。英語を喋れる人はかなり少ない印象です。
・クラブ選択
・残りの距離
・グリーンの傾斜
この辺りを単語でやり取りする感じですね。
ちなみにアジアの各国、ビジネスの場では英語が主流です。地元資本の会社さんは社内は当然現地語でしょうが、我々のような外資は英語ですね。これからの成長市場である東南アジア、色々な国から色々な人が集まってビジネスをしている、面白い環境です。色々賛否両論ありますでしょうが、現代の日本といあったう国の狭さが身に沁みます。英語の次に日本語を学ぶ時代があったそうですが、いまは中国語に置き換わってます。文化に至っては日本よりも韓国、K-POP。我が日本、いつまで国内だけで生き残れるのかちょっと心配です。